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インテリアコーディネートの授業レポート~あなたがホテルの一室をデザインするとしたら…

ジャーナル

インテリアデザイン学科1年生のインテリアコーディネート授業レポート

あなたが宿泊ゲストに心から寛いでもらえる部屋をプロデュースするとしたら、どのような空間を創り上げますか?
インテリアデザイン学科の1年生が取り組む授業「インテリアコーディネート」では、ホテルの客室デザインなどを実践的に学びます。 今回の授業では、指導にあたる國重先生に加え、特別なゲスト講師が登壇しました。 広島市内でのビルをホテルへと転換するコンバージョンプロジェクトや、島根県津和野町における宿泊施設のリノベーションなどを精力的に手掛けている増井さんです。増井さんは本校の卒業生であり、第1回ひろしま建築学生チャレンジコンペのメンバーでもあります。現在は独立起業して空間設計の仕事をしています。
今回のお題となる想定案件は、広島市中心部の中区本川町に位置するビルのワンフロア。 東側には広島城やグリーンアリーナを望む好立地で、インバウンド(外国人観光客)の需要も十分に期待できるエリアです。 学生たちは、民泊やゲストハウスのようなシンプルで機能的な設備、具体的な宿泊料金の設定などからターゲットとなる客層を絞り込み、インテリアのスタイルといった空間イメージの解像度を少しずつ高めていきます。
あらかじめ配布された資料には、フロアの寸法などの数値データが記載されており、それを基に早くもCADデータを構築して授業に臨む学生の姿も見られました。 画面上で空間を三次元的に立ち上げることは、広さの感覚を掴む上で非常に効果的です。 これにより、ベッドのサイズやレイアウト、照明器具の配置やデザイン、さらには室内の明るさ・光量・カラーコーディネートを具体化するヒントが見えてきます。 同時に、窓の配置や大きさから、外光が差し込む角度や室内からの景観がゲストの心理にどう作用するかまで深く思考を巡らせることが、空間表現力を磨く重要な要素となっていきます。
また、インターネット上の情報だけに頼らず、実際に現地へ足を運んで生の空気感をインプットすることも欠かせません。 初めての旅行者でも迷わず安心して過ごせる環境か、周辺に魅力的な飲食店はあるか、その土地ならではの意外な発見や地域価値が隠れていないか。 中心市街地へのアクセスや所要時間、街の雰囲気、そして近くを流れる川の気配や豊かな緑といった自然を五感で捉えることが、優れた空間創造への大きなヒントや新たな気づきをもたらしてくれます。
デザインの解像度を上げていくプロセスでは、情報収集のリテラシーも試されます。 学生たちは、キーワードを入力してビジュアルを探し出すツールや各種SNSを駆使しながら、イメージに合う画像を貪欲にリサーチしていました。 一人で黙々とアイデアを練る学生もいれば、ペアでディスカッションを重ねながら進めるグループも。 入学してからまだわずか3ヶ月ほどの1年生ですが、こうした実践的な演習を通じて、着実にその実力を高めています。
果たして、これからどのような魅力的な空間が提案されるのでしょうか。
次回の授業では、いよいよ制作プロセスの途中経過が発表される予定です。

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