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西尾 通哲
240design・西尾通哲研究室代表
一級建築士
「在りかたをデザインする」

デザインを考える、というと、多くの人は色や形をどうするか、という問題だと捉え、ペンを取りスケッチを描き始めます。もちろん、色や形をどうするかはデザインを考えるプロセスの中で避けては通れないのですが、実は、まず考えなければならないのは、対象となる物事の存在についてしっかり観察をすることではないかと思います。

なぜなら、対象となる物事の「在りかた」の中に、その物事をデザインする手がかりが潜んでいるからなのです。その物事と人や社会の関わりかたをいろんな角度から観察し、その物事がどのように存在すればその関係性がより良くなるのかを自分で理解することがデザインのプロセスで実はいちばん肝心な部分であり、それがあなたのデザインの核心になります。

そしてようやく、その理解した「在りかた」を実存として見えるものにするために、形を考え始めます。でも、実はその理解がしっかりとしていればしているほど、すでにどのような形がふさわしいかをあなたは知っていたかのようにイメージすることができます。つまり、対象への理解がすでに形を伴ってあなたの脳裏に浮かび上がるからです。

そうとはいえ、やはり具体的な寸法、素材、構造やディテールの納まりを決めていくのはそれなりの試行錯誤が必要で、技術を伴う領域です。デザインが多次元になるほど、パズルのピースを嵌めていくような難しさを感じるかもしれませんが、そう、まさにパズルのようなものなので、それにチャレンジすることが喜びであるような感覚が生まれてくれば、

あなたはすでに立派なデザイナーのひとりだと言えるでしょう。

現代はすでにモノやサービスが溢れ、普通の人でも簡単にデザインができるような社会になりました。しかし、時に安易なデザインが多量のゴミを生んだり、資源の無駄使いを手助けするような悲しい現実にも直面しています。だからこそ、消費や差別化のためだけに表面的なデザインを施すのではなく、本校での学びを通して、本質を問うことができるデザイナーを目指してほしいと思います。
実績

鹿島出版会 SDレビュー1996 入選
インテリア産業協会 住まいのインテリアコーディネーションコンテスト2002及び2003 支部長賞
インテリア産業協会 住まいのインテリアコーディネーションコンテスト2004 経済産業大臣賞
大光電機株式会社 第8回あかり百人百灯展 プロダクト賞
大光電機株式会社 第10回あかり百人百灯展 プロダクト賞
iF(ドイツ)iF Product Design Award 2009 受賞
広島市主催 第11回ひろしまグッドデザイン賞 奨励賞
新建築、新建築住宅特集等に作品掲載歴
担当授業

建築学科+インテリアデザイン学科:
建築設計演習1
建築CAD製図2
建築CAD応用

建築学科:
建築史

インテリアデザイン学科:
ディスプレイ

商品企画デザイン学科:
CAD2
パブリックデザイン

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