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建築士になるには?仕事内容・必要な資格・進路まで徹底解説

インテリアデザイン

建築

2024年08月18日

建物の設計や工事監理を行う「建築士」は、人々の暮らしや社会の安全を支えるやりがいのある仕事です。
その社会的意義の大きさから、建築士は国家資格として定められており、資格を取得するためには専門知識と実務経験が求められます。

「建築士になりたいけれど、何から始めればいいのかわからない」「大学に行くべきか、働きながら目指すべきか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、高校生や社会人など、これから建築士を目指すすべての方を対象に、建築士になるための主な3つのルート、仕事内容や求められるスキル、そしてあなたに合った進路の選び方について、網羅的に詳しく解説します。

最後までお読みいただくことで、建築士への具体的なロードマップが見えてくるはずです。

建築士になるには?主な3つの方法

建築士の資格は、国が定める「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」の3種類があり、それぞれ扱える建物の規模や構造に制限があります。
この国家試験を受験するための資格を得る方法、つまり「建築士になるためのルート」は、大きく分けて以下の3つが存在します。
1. 大学や専門学校で建築を基礎から学ぶ
最も一般的で、かつ最短ルートで資格取得を目指せるのが、大学や専門学校の建築学科などで学び、卒業をもって受験資格を得る方法です。
学校で学ぶ最大のメリットは、試験に必要な基礎知識から応用技術、そして設計演習といった実践的なスキルまで体系的に学べる点にあります。
2. 建築業界で実務経験を積みながら資格取得を目指す
建築に関する知識や実務経験がある方が、働きながら資格取得を目指すルートです。 このルートは、主に工業高校の建築科などを卒業した方や、一度社会に出た後にキャリアチェンジを目指す方が選択することが多い方法です。
このルートのメリットは、学費をかけずに実務経験を通じて生きた知識を習得できる点にあります。
3. 独学で知識を身に付け、実務経験で受験資格を得る
非常にレアなケースですが、独学で建築に関する知識を身につけ、実務経験によって受験資格を得ることも可能です。
しかし、このルートは、最も難易度が高く、非効率な方法であると言えます。

建築士の仕事とは?

建築士の仕事は「建物を造る」という一言では括れないほど多岐にわたりますが、中心となるのは「設計」と「工事監理」の2つの業務です。

  • 業務内容

    詳細/求められる役割

  • 設計(意匠設計)

    詳細). 顧客の要望や予算、法規制などを考慮し、建物の具体的なプラン(間取り、外観、構造)を図面や模型で作成する業務。
    役割). クライアントとの綿密なコミュニケーション、デザイン性、機能性、経済性のバランスを取る能力。

  • 設計(構造設計)

    詳細). 地震や風などの力に対し、建物が安全に耐えられるよう、骨組みや基礎の構造を計算し設計する業務。
    役割). 専門的な構造計算知識、安全性の確保。

  • 工事管理

    詳細). 設計図通りに工事が進められているか、現場の品質、工期、安全性をチェックし、指導・監督する業務。
    役割). 現場での判断力、技術者との連携、問題解決能力。

  • 各種申請手続き

    詳細). 建築確認申請や開発許可など、関連法令に基づく行政への各種申請を行う業務。
    役割). 建築基準法などの法規に関する正確な知識。

建築士が活躍する分野・職場
建築士の資格は、その取得した資格の種類や専門性によって、多様な職場で生かすことができます。

  • 活躍分野

    主な仕事内容/必要な建築士の種類

  • 設計事務所

    内容). 住宅から大規模な公共施設まで、多岐にわたる建物の設計・監理を専門に行う。クリエイティブな仕事が多い。
    種類). 一級建築士が多い(特に大規模物件)。二級建築士も活躍。

  • ゼネコン(総合建設業者)

    内容). 大規模な建設プロジェクトの施工管理・技術開発が中心。設計業務を行う部署もある。
    種類). 一級建築士が必須(現場代理人・監理技術者として)。

  • ハウスメーカー

    内容). 規格化された住宅の設計や営業、カスタマイズ設計が中心。
    種類). 二級建築士、一級建築士。営業部門でも資格が強みになる。

  • 専門コンサルタント

    内容). 構造計算事務所、設備設計事務所、建築積算事務所など、特定の技術分野に特化して専門サービスを提供する。
    種類). 各分野に特化した一級建築士。

  • 公務員

    内容). 国土交通省や自治体の建築課などで、公共施設の設計、建築基準法の審査・指導、都市計画などに携わる。
    種類). 一級建築士、二級建築士。

建築士が向いている人の特徴とは?

建築士は、単に絵を描いたり計算したりするだけでなく、多くの関係者と協力しながら一つのプロジェクトを成功に導く総合的な能力が求められます。
1. 論理的思考力と問題解決能力がある人
設計は、施主の要望、予算、法規、立地条件という制約の中で最適な解を導き出すパズルのような作業です。複雑な問題を整理し、論理的に解決策を導く力が不可欠です。
2. コミュニケーション能力と交渉力がある人
建築士は、施主、現場の職人、行政の担当者など、立場や専門性が異なる多くの人々と円滑に意思疎通を図る必要があります。要望を正確にヒアリングし、技術的な内容を分かりやすく説明し、時には交渉する能力が求められます。
3. 細部にまで気を配り、粘り強く取り組める人
建築設計図面は、わずかなミスが重大な事故につながる可能性があります。細部への徹底的なこだわりと、何百枚にも及ぶ図面を完成させるための粘り強さ、長期間にわたるプロジェクトをやり遂げる責任感が重要です。
4. 空間への興味とデザインセンスがある人
安全で機能的なだけでなく、美しく快適な空間を創造する感性も建築士には求められます。常に新しいデザインや技術に関心を持ち、それを形にする意欲がある人が向いています。

建築士が向いていない人の特徴とは?

1. チームで働くのが苦手な人
設計から完成まで、建築士は単独で作業を完結させることはできません。自分の意見に固執しすぎたり、他者の意見を聞き入れられない人は、プロジェクトを円滑に進めることが困難になります。
2. 法律や規定を学ぶことに抵抗がある人
建築は「建築基準法」をはじめとする数多くの法規に縛られます。クリエイティブな仕事ではありますが、法規や技術基準を深く理解し、常に最新の情報を学び続ける姿勢がないと、安全な設計は実現できません。
3. 時間管理が苦手で大雑把な人
建築プロジェクトは工期が厳しく決まっており、図面作成にも締め切りがあります。時間管理が甘く、大雑把な仕事をしてしまうと、スケジュール遅延や図面のミスが発生し、多くの人に迷惑をかけることになります。

建築士になるために必要なスキル・資格は?

建築士として働くために、もっとも重要なのは国家資格です。また、資格取得以外にも、実務で必須となるスキルがあります。
建築士は国家資格が必須
建築士の資格は、国が定める「建築士法」に基づいた国家資格であり、設計・工事監理を行う際には必ずこの資格が必要です。
また資格の種類によって、設計・工事監理ができる建物の規模や構造に大きな制限が設けられています。

一級建築士・二級建築士・木造建築士の違い

  • 資格名

    特徴/設計・工事管理できる範囲の例

  • 一級建築士

    特徴). 国土交通大臣が認定。すべての建物(規模、構造問わず)の設計・監理ができる、最も権威のある資格。
    範囲). 超高層ビル、スタジアム、学校、大規模な商業施設、一般住宅など、すべての建築物。

  • 二級建築士

    特徴). 都道府県知事が認定。主に戸建て住宅や小規模な店舗など、中規模以下の建物に制限される。
    範囲). 一般的な木造2階建てまでの住宅、鉄骨造・RC造(鉄筋コンクリート造)で延べ面積300㎡以下の建物など。

  • 木造建築士

    特徴). 都道府県知事が認定。主に木造の小規模な建物(2階建てまで、延べ面積300㎡以下)に特化。
    範囲). 小規模な木造の住宅や店舗。

多くの方がまず目指すのは、比較的受験資格を得やすい「二級建築士」です。実務経験を積み、より大規模な建築に携わるために「一級建築士」へステップアップするのが一般的なキャリアパスです。
資格以外に求められる実務スキル
資格は「設計できる権利」ですが、「良い設計ができる能力」は実務スキルによって磨かれます。

  • スキル・能力名

    説明

  • 1. CAD(コンピュータ支援設計)スキル

    現代の設計業務において、手書きで図面を作成することはほとんどありません。
    AutoCADやJw_cadなどの2次元CAD、RevitなどのBIM(Building Information Modeling)ソフトを使いこなす能力は必須です。

  • 2. 建築法規に関する知識

    建築士の仕事は法律の遵守が大前提です。建築基準法はもちろん、都市計画法、消防法、バリアフリー法など、数多くの関連法規を理解し、設計に反映させる知識が不可欠です。

  • 3. 構造・設備の基礎知識

    意匠設計(デザイン)担当であっても、構造や設備に関する基礎知識がなければ、構造技術者や設備技術者との連携が取れません。建物の安全性と機能性を高めるためにも、専門分野を超えた幅広い知識が求められます。

  • 4. プレゼンテーションスキル

    施主やクライアントに対し、自分の設計意図や建物の魅力を分かりやすく伝え、納得してもらうためのプレゼンテーション能力(模型作成、パース図作成、説明力)は、仕事を受注するために極めて重要です。

建築士になる方法とは?|3つのルートを比較

前述の3つのルートについて、特に高校生以上で建築士を目指す方にとって、どのルートが最適なのかを具体的に比較します。
1. 大学・専門学校で建築を基礎から学ぶ
・学校で学ぶメリット
このルートは、学習環境が整っているため、最も効率的かつ総合的なスキルを身につけられます。

①最短ルートで受験資格を取得できる:
専門学校(2年制)や大学(4年制)を卒業すれば、二級建築士の受験資格を実務経験なしで得られるため、卒業と同時に試験に挑戦できます。

②体系的かつ最新の知識を学べる:
法規、構造、設計理論、環境工学など、資格試験の範囲を網羅しつつ、実務に役立つ最新技術やデザインのトレンドも学べます。

③設計製図の実践的な訓練:
独学が非常に難しい設計製図(実技試験)について、専門の教員から直接指導を受けながら、何度も演習を重ねることができます。

④就職活動に有利:
学校を通して多くの企業とのパイプができるため、卒業後の就職活動を有利に進めることができます。


学校ルートが向いている人
①資格取得までの時間を短縮したい人

②基礎知識をゼロから着実に学びたい人

③設計やデザインの実践的な技術を身につけたい人

④将来、一級建築士や独立を目指している人
2. 建築業界で実務経験を積みながら資格取得を目指す
実務経験ルートのメリット
①学費がかからないこと

②実務を通じて給与を得ながら学べること

③現場の「生きた知識」を早くから体得できること

注意点:
①受験資格を得るまでに長い実務経験(最大7年〜9年)が必要となり、非常に時間がかかること

②仕事と両立しながらの学習は体力・精神的にも負担が大きく、独学での製図対策が非常に難しい


この方法が向いている人
①経済的な理由から進学が難しい人

②すでに建築関連の職場で働いており、実務経験をそのまま生かしたい人

③強い自律心と学習意欲を持ち、長期的な計画を立てられる人
3. 独学で資格取得を目指す
建築に関する専門教育を受けていない方が、実務経験だけで受験資格を得るルートです。

独学ルートのメリット:自分のペースで学習を進められる、学習コストを抑えられる(教材費、受験料のみ)

難易度:極めて高い。
建築士試験は出題範囲が膨大で、構造計算などの専門科目を独学で深く理解することは困難です。特に、設計製図試験は第三者による添削や指導がないと合格はほぼ不可能です。


独学が成立する条件
このルートを選ぶ場合、独学が成立するためには以下の条件を満たすことが推奨されます。
①建築関連の工業高校などを卒業しており、基礎知識があること。

②働きながら、専門の予備校や通信講座を利用して製図試験対策を行うこと。

③受験資格に必要な長期間の実務経験を確保できる職場で働くこと。


実務経験のみで受験を目指す方は、まずは二級建築士の資格取得に必要な実務経験年数を確認し、予備校や通信講座の活用を検討することをお勧めします。

建築士の主な就職先とキャリアパス

建築士の主な就職先
先に述べた設計事務所、ゼネコン、ハウスメーカーのほかにも、以下のような就職先があります。

①工務店::地域密着型の工務店で、設計から施工、現場監督まで幅広く担当する。

②デベロッパー:マンションや商業施設などの開発を行う企業で、事業計画、設計企画、コスト管理などに携わる。

③インテリアデザイン会社:空間デザインに特化し、内装設計や家具の選定などを行う。

④建設コンサルタント: 地域のインフラ整備や都市計画に関するコンサルティング業務を行う。
建築士のキャリアの広がり
建築士のキャリアパスは、大きく分けて「専門性を深める道」と「独立・経営の道」があります。

1. 一級建築士へのステップアップ:
二級建築士として実務経験を積み、一級建築士試験に合格することで、大規模なプロジェクトを統括する建築家としての道が開けます。

2. 独立開業(アトリエ系事務所):
自分のデザインを追求し、独自の設計哲学を持つ「アトリエ系建築家」として設計事務所を独立開業する道です。資格だけでなく、実績や人脈、経営手腕が求められます。

3. 専門分野への特化:
構造設計、設備設計、都市計画、環境建築(サスティナブル建築)、福祉建築など、特定の分野の専門性を高め、その分野のスペシャリストとして活躍する道です。


建築士は一度資格を取得すれば、社会のニーズに合わせて常に新しい知識を取り入れながら、生涯現役で活躍し続けることができる職能です。

穴吹デザイン専門学校で建築士を目指すには?

広島にある穴吹デザイン専門学校 建築学科は、卒業と同時に一級建築士の受験資格が得られるだけでなく、「デザイン」に強みを持つ専門学校であり、実践的なスキルと創造性を兼ね備えた建築士を目指す環境が整っています。
他にもインテリアデザイン学科では、二級建築士の受験資格が取得が可能でインテリアについても学ぶため、住宅設計をメインにやりたい人はあわせて検討するといいでしょう。

どちらも沢山の仲間たちと共に、切磋琢磨しながら目標に向かって学べるカリキュラムと環境が用意されています。
ぜひ下記のホームページへアクセスし、説明や記事を学校選びの参考にしてください。


特長①:「住宅から街づくりまで」を学ぶ実践カリキュラム
建築士の資格取得を目指すのはもちろん、「住宅設計」だけでなく「都市計画」や「まちづくり」といった幅広い視点を養うカリキュラムが特徴です。
特長②:デザイナーを育てる環境
インテリアデザイン学科など他学科との連携も深く、デザイン・美意識を重視した指導により、機能性だけでなく「住む人の心に響く空間」をデザインする力を養います。
特長③:業界の第一線で活躍するプロの指導
建築家・起業家である谷尻誠氏をはじめ、経験豊富な建築家が講師として指導にあたっています。これにより、学生時代から現場のリアリティや最先端の考え方に触れることができます。
特長④:建築士受験資格を卒業と同時に取得
所定の科目を修めることで、卒業と同時に建築士(建築学科は一級、インテリアデザイン学科は二級)の受験資格が得られ、資格取得を強力にサポートします。

これまで、デザインの専門学校の中にある建築学科として、設計(デザイン)力を高めることを大切にしてきた穴吹デザイン専門学校の建築学科ですが、建築士の合格に向けても対策がすすめられるように2023年度より建築士合格特別プログラムがスタートします。これにより希望者は、2年間で「設計(デザイン)力」と「資格力」の両方を高めることが可能になります。

まとめ|建築士を目指す人が最初にすべきこと

建築士という夢は、地道な学習と実務経験の積み重ねによって実現します。 この記事で解説した通り、資格取得までのルートは複数ありますが、高校生以上でこれから建築を学ぶ方、あるいはキャリアチェンジを目指す方にとって、大学や専門学校で体系的に学ぶルートが最も効率的で確実な方法です。 特に、デザイン力と実務力を同時に身につけたいとお考えであれば、穴吹デザイン専門学校のような専門教育機関が有力な選択肢となります。
すべきこと①:資料請求を行う
興味を持った学校のパンフレットを取り寄せ、カリキュラムや就職実績、学費などを比較検討しましょう。
オープンキャンパスに参加する
実際の授業の雰囲気や設備、教員、在校生と話すことで、学校が自分に合っているかを確認しましょう。
情報収集を続ける
建築関連のニュースやデザイン事例をチェックし、常に「なぜその建物ができたのか」という探求心を持ち続けましょう。


建築士は、あなたのアイデアが形になり、人々の生活を豊かにする、非常にやりがいのある仕事です。ぜひ、今日から一歩を踏み出してください。
現役の建築士が講師だから課題が実践的 

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