アール・ヌーヴォー様式とは、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパで流行した美術様式であり、日本ではこの様式のインテリア空間を目にする機会は少なく、特に若者の間での認知度は低い。そこで、若者が気軽に触れられるアール・ヌーヴォー様式のインテリア空間を提案したいと考えた。若者が受け入れやすいと感じるインテリア空間の特徴をアンケートをとって調査し、それらと当該様式の特徴を掛け合わせた空間を提案した。 コンフォートホテル広島大手町の客室をもとに、各インテリアエレメントの設計、壁、床、天井の提案を行った。アンケートで人気だった色、素材、インテリアスタイルや要素を取り入れ、若者が気軽に触れられる新しいアール・ヌーヴォー様式のインテリア空間を作ることができた。