2025年03月24日
2025年3月24日(月)、広島駅の顔となる待望の新駅ビル「ミナモア(minamoa)」がオープン。
オープンまでに、ホテルやショッピングセンターなどのテナントが急ピッチで準備を進めていくなか、穴吹学園の学生や講師もその一部に携わっていました。
今回の駅ビルの中に新規オープンする、共創拠点「miobyDoTS(ミオバイドッツ)」
ここでは、瀬戸内(主に広島広域圏)の20を超える自治体が、そのPRを地元デザイナーと学生がタッグを組んで物販の空間に落とし込むプロジェクトを進めていました。運営会社から依頼されたデザイナーや学生インターンとともに、穴吹カレッジの学生や講師たちもその準備に関わっていました。
運営する企業も、地域共創を掲げる「株式会社ミナサカ」と「株式会社広島ホームテレビ」そして「株式会社広島ベンチャーキャピタル」の合資会社。
そんなバリバリの大人たちの中に混じって働く大学生や専門学生たち、そして自治体棚のキュレーションやデザインを任せられたたくさんのデザイナーたち、いろんな経験、価値観、職業が混ざり合いながら、ひとつの大きな目標に向けて進んでいく様は、いい意味でまるで学園祭のようです。
学生インターンのなかに、当校を3月に卒業したばかりの学生の姿も見られました。(カメラにも応えてくれました!)
レストランのメインホールの大きな壁面には、講師の関浦先生がデザインした瀬戸内と世界を繋ぐグラフィカルな地図のレリーフが。
奥のソファの上に立ってまさに貼り付けているのが関浦先生
完成した姿がこちら。
せとうちエリアを中心に世界地図を表現しています。
ここまでには、長い準備期間があったようです。
1月に学生インターン含めた説明会が開催され、この時には4人の学生と、多くのデザイン系の講師や特別講師などの関係者も穴吹カレッジから参加していました。
1月のキックオフミーティング
その後、実際の店舗工事も進み、各自治体のPR棚の工事中の検証作業など、一つのお店が出来るには多くの人たちが関わります。
そしてなんと、このお店の設計/デザインも、穴吹デザイン専門学校の卒業生の設計事務所「ハンクラデザイン」が手掛けています。世代を超えた共創とも言えますね!
家具(椅子)は広島が誇るマルニ木工の製品のラインナップ。
左手は広島ゆかりのグッズなどの販売コーナー、右手前はアイスクリームスタンド。
奥には左に各自治体棚、奥にレストラン、右が厨房。
ほかにも穴吹カレッジで関わっている講師や学生たち、元講師の方や卒業生の手掛けたそれぞれの棚を紹介します!
左上の庄原市コーナーは、穴吹デザイン専門学校の卒業生がデザイナーとともにデザインした棚です!
左の神石高原町も元講師の入来院さんのデザイン。
広域都市圏は、卒業生・大井さんのデザイン事務所listen とそこのスタッフ(これまた卒業生)によるレイアウト。
真ん中の横型の棚が広域都市圏、その下の大竹市は元講師のhereida-komiyama込山さんのレイアウト。きれいですね。
いちばん上の広島市の棚は、HADC(広島アートディレクターズクラブ)でお世話になっている竹内さんのデザイン。
安芸太田町の棚のコンセプトづくりには、穴吹デザインカレッジ(高松)の西尾先生も携わっています。
ちなみに、ここのフードはミシュランの星を持つシェフの監修。料理も美味しそうです!
さて、せっかくなので新しい駅ビルも見てみましょう!
この市電コンコースのスペースは、穴吹デザイン専門学校の卒業生でデザイン界の先端を走る谷尻誠さん、吉田愛さん率いるSUPPOSE DESIGN OFFICEのデザイン監修で、水面のキラキラした反射をイメージさせるデザインです。
屋上の広場、大階段やガーデンもSUPPOSE DESIGN OFFICE監修。
ひとつのお店の開業までには、実に多くのプロセスがあるものです。デザイナーの視点、ビジネスの視点、ホスピタリティの視点などなど、そしてそれぞれを統括するプロデューサー、リアルな社会の現場で関わった学生にとってはまたとない成長の機会に違いありません。
さて,いよいよ本日グランドオープン!
皆さん広島にお越しの際は、駅ビル minamoa 3階の雁木テラス横の miobyDoTS にぜひお立ち寄りください。
やりたいことを
みつけよう!