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【アクセサリー制作のお仕事】卒業生たちにインタビューしました

ジャーナル

アクセサリー制作に携わる卒業生たちに、現在のお仕事に興味を持ったきっかけや、やりがい、デザイン業界に飛び込んだ経緯、アナブキへの入学動機など、幅広くお話を聞いてみました!

アクセサリー、ジュエリー、服飾雑貨の企画、製造、販売事業を展開する(株)サンポークリエイト。

「アネモネ」「mimi33」「SIENA ROSE」などのブランドを運営し、全国のファッションビルを中心に約60店舗を展開しており、一度は商品を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

今回は、(株)サンポークリエイトに勤務する末好さん、永井さんのおふたりに、現在のお仕事についてお話をうかがいました。

──卒業時期と卒業学科、お仕事内容を教えてください
永井さん

2023年度に商品企画デザイン学科を卒業しました。

現在はアクセサリーの形をつくる鋳造(※1)や研磨(※2)などを中心に担当しています。

末好さん

2011年度にプロダクトデザイン学科(現・商品企画デザイン学科)を卒業しました。

私は、永井さんたちが鋳造や研磨したアクセサリーなどを、さらにに加工したりパーツを組んだりする業務を担当しています。

色がついて商品の形になる一歩手前を見ていて、これがお客様の手に渡るんだ、というのを日々実感しながら作業しています。

※1 鋳造(ちゅうぞう):鋳型(いがた)に溶かした金属を流し込んで冷やし固め、アクセサリーの形を作り出すこと
※2 研磨(けんま):研磨剤や工具を使って表面の小さな傷や汚れ、酸化膜を取り除き、金属の地肌を滑らかにして光沢やツヤを出す加工のこと

──お仕事のやりがいや、意識していることを教えてください
永井さん

携わった商品が店頭に並び、店舗スタッフの方から好評の声をいただけるときですね。

一方で、自分たちの作業が不十分だと次のチームの工程にも影響が出てしまうため、常に原型に近い形を意識しながら丁寧な作業を心掛けています。

末好さん

私も、実際に店頭に並んでいるのを目にしたときですね。「あ、私がパーツを付けた商品だ」って。

身近な人から、「お店で見たよ」「買ったよ」といった声をもらうと、生活の一部に加わり彩を添えられるのを実感できて嬉しいです。

──大変なことはありますか?
永井さん

金属は、熱や時間に左右されるので、商品によって機械の細かい数値を見極めて調整するのが難しいです。

あとは、長時間同じ体勢が続いたり、重い金属をトングでつかんで運んだり、作業の段階で出た石膏の塊を運んだりと力仕事が多いので、そこは少し大変です。おかげで利き手だけ筋肉がつきました(笑)

末好さん

金属加工したり、細かいパーツを組んで制作するので、複雑なデザインを形にするときは大変です。数ミリの箇所にレーザーを使ってパーツをくっつけるときに、場所が少しでもずれると火傷しちゃったり。

細かい作業が多いので、集中力が欠かせません。

永井さん

意外と体力を使いますよね。

末好さん

そうそう、たまにストレッチしたりも大事だね(笑)

「右腕の方が太いんです(笑)」と永井さん

──アナブキでの学校生活で印象に残っていることはありますか?
末好さん

私はBRüCKE(ブリュッケ)です!

現在は有志ですが、当時はクラス単位で出し物を披露していて、オリジナルの家具や雑貨をみんなで作って販売したり、コンペ形式でお客様に一番よい商品を選んでもらって優勝を競ったり。夜遅くまで残って準備したのも良い思い出です。

永井さん

僕もBRüCKEが印象に残っています。

卒業生も有志で作品を販売できるので、今年度は同級生が出していて僕も手伝いにいきました!

あとは、学生時代はアクセサリー専攻を選択していたので、オリジナル作品を制作していました。今身に付けているリングも自分で作ったもので、面によって凹凸などデザインに変化を持たせていて、どちらを表にするかで印象が変わるところがポイントです。

──入社年数も担当業務も違うおふたりですが、それぞれの視点からお話しいただけました。
永井さん

僕は、今同じチームの先輩とふたりで作業していますが、尊敬している先輩の技術に早く追いつきたいという気持ちと、同時に僕だからこそできる視点も大事にしていきたいです。

末好さん

私と永井さんは作業チームとしては違いますが、色々な場所に行って、目にして、手に取って、知見を深めたり経験を重ねることが、新たな視点やアイデアにつながるんじゃないかなと思います。

私は過去に今とは違うインテリア業界に務めていましたが、その際に見てきたものや身に付けた学びなんかも、経験として現在も役立っていると感じます。

永井さん

ありがとうございます!勉強になります。

──デザインに興味を持つ方へメッセージをお願いします
永井さん

僕は、もともと家具デザインに興味があったのですが、だんだんと「ものづくり」や「デザイン」全般に興味を持ち、アナブキなら2年で幅広く学べると思い入学しました。

就職活動の際にけっこう迷って、色々な業界や企業を見たんですけど、働く前から多様な世界があるんだということを知ることができました。当時の先生方には迷惑をかけてしまいましたが、結果として迷ったことも無駄ではなかったんじゃないかなと感じています。

あとは、とにかく「作る」!

僕自身が、高校生のころから動画制作やアパレルデザインなど幅広く何かを作っていたのですが、お世話になった人に、色々作っているとポートフォリオに入れられて強みになるよとアドバイスいただきました。

末好さんがおっしゃっていたように、ジャンルを問わず色々なものを見て学ぶということも大事だと思います。

ぜひ自分の好きなことを突き詰めてください!

末好さん

私は、現在アクセサリーの制作に携わっていますが、もともとは別の業界で「作る側」ではなく「販売する側」として働いていました。そして、そこでもさまざまなことを学ぶことができました。

デザインというと「作ること」に目が行きがちですが、デザインに関わる業界や職種は幅広いので、自分の中で選択肢を狭めずに広く視点を持ってほしいです。

対談を終えて、永井さんのお仕事現場をご紹介いただきました。
大きな機械を使いこなしながら、慣れた様子で手際よく作業を進める姿が印象的でした。

多くの商品がここからお客様のもとへと渡り、日常にささやかな輝きを与えているのですね。

末好さん、永井さん、そして、(株)サンポークリエイト様、この度は貴重な機会をいただきありがとうございました。

今回の対談が、アクセサリー制作、ものづくり、そしてデザイン分野に興味を持つ方にとって、「好き」を将来につなげるきっかけの一つになることを願います。

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