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デジタルファブリケーションの活用

ジャーナル

2021年08月05日

商品企画デザイン学科2年生のデジタルファブリケーションを活用した課題のプレゼンテーションが行われました。毎年恒例となっているこの課題、講師は千差の柳谷環さんです。プロダクトデザインの込山先生、この課題を経験したことがある卒業生の伊藤さんも審査員としてお越しいただきました。
柳谷さんの講義から約1か月半。今年は夏休み前の成果発表となりました。
普段の課題と違う形で発表するので、学生たちはドキドキしている様子。

今回はレーザーカッターに限らず、3Dプリンターも選択可能とのこと。誰でも加工がしやすいデジタルファブリケーションだからこそ、他にはない「デザイン」が必要になってきます。さて、どんなアイデアが生まれたのでしょうか。
ブローチにもなるヘアゴムです。髪を下ろしている時、手首にヘアゴムを付けがちですが、ポケットにつけてブローチにした方が「粋」だなと思ったことから生まれた作品。クリップのようにポケットに挟めるよう、形も工夫されていました。
「とまる」という言葉に関連のある物イラストが描かれたボタン。
指にとまるちょうちょ、船をとめる錨などのモチーフが、服にとめるボタンになっています。
窓モチーフの消しゴムケース。
ケースがビルのようになっていて、使っていくうちに窓がカラフルに色づいていく仕掛けになっています。紙のケースのままだと、消しゴムが短くなるたびにボロボロになって使いづらいという実体験から考えられたそう。
キーホルダーにもなるコースターです。MY箸やMYストローのように、外出先で飲み物を買ったとき、MYコースターとして使えます。お土産にも良さそうですね。
植物の形を木材で作ったインテリア商品。一生枯れない花として飾れるそうです。パンフレットも花瓶に花のカードを入れるようになっていて工夫されていました。
オリジナルのブローチが作れるワークショップ。子供のころに流行っていた、輪郭、目、口などのいろんな形を組み合わせて遊ぶゲームからインスピレーションし、考えられたワークショップです。
偶然選ばれたパーツでつくられたお顔ブローチは、名前を付けてあげることで愛着を持ち、生活に必然となるという一連の流れを提案。
プレゼンの場では、実際に講師の先生に体験してもらいました。学校のレーザーカッターの機能を使いこなして、参加した人が楽しめるよう工夫されていました。今後ぜひNANAMEUEでもやってもらいたい!
課題の発起人藤本先生
実物だけでなく、パッケージやパンフレットなどの販促物もしっかり作られていて、見ごたえのあるプレゼンテーションでした。これで完成・終了ではなく、本当に販売するためには何が足りないか考えていくことも大切ですね。
2年生が学生でいられる時間もあと半年。卒業制作ではさらにアイデアが詰まった作品を見ることができるでしょう。プレゼンお疲れ様でした!

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