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グラフィックデザイン学科一年生、研修旅行に行きました!

ジャーナル

デザインとアートの島を訪れる三日間。
グラフィックデザイン学科一年生が研修旅行に行ってきました。

デザインとアートに関心がある人なら知っておきたい島々が、瀬戸内海にあります。
今年度、グラフィックデザイン学科の研修旅行で訪れたのはそんな場所。
デザインとアートにあふれる香川県の「直島」「豊島」、岡山県の「犬島」に二泊三日で行ってきました。

また今回は、美術館などの施設の運営に携わっておられる福武財団の方々にスケジューリングや作品の解説、ワークショップの実施など、たくさんのご助力をいただきました。
それぞれの島へは船で移動します。
天気のいい時は外に出てとびきりの景色を楽しむ学生も。
大小たくさんの島々の間をくぐりぬけて進む船からの光景に、瀬戸内ならではの美しさを改めて感じました。

そして、初日は「豊島」へ!
「衝撃的でした」「美術館の概念がくつがえりました」
「いつまでもいたい空間!」
と、多くの学生が印象に残る場所に挙げた<豊島美術館>。
目の前に広がる海と美しい棚田。
写真と映像を撮る手がとまりません。
二日目は「直島」へ。

島の歴史やアートことをレクチャーしていただき、思い思いに散策します。
街の中にアート施設が点在する<家プロジェクト>、安藤忠雄の建築について知ることができる<ANDO MUSEUM>。
その他、いつのまにか生まれて定着していったアートなどなど、歩くほどに発見があって、時間があっという間に過ぎていきました。
地元のアートを応援する方にも声をかけていただき、道案内していただいたことも、良い思い出になりました。

直島と言えば!の草間彌生さんの黄色いかぼちゃとも、海辺で無事遭遇。

午後は美術館へ!
<李禹煥美術館><ヴァレーギャラリー>を訪れて……、
<ベネッセミュージアム>へ。
ここでは福武財団の方から鑑賞の助けになるワークシートをいただいたことで、それぞれが気になる作品とより深く向き合うことができました。
美術館のあちこちで、作品を見ながら話をする学生の姿も。
そして、一人ひとりが考えたこと、感じたことを共有。
作品を前にしてしっかりと自分の言葉で話す学生の姿が印象的でした。
今までとはちょっと違う、豊かな鑑賞体験になったのではないかと思います。
最終日となる三日目は「犬島」を訪れました。

島に残された精錬所やその遺構を利用した美術館を観て、
島の中に点在するアートを巡ります。
「古いものを遺産として残すだけでなく、アートという新しい役割を与える再生方法に感心しました」という感想を教えてくれた学生も。
短い時間ではありましたが、自然の中を仲間と一緒にアートを見ながら歩く素敵な時間を過ごすことができました。

鑑賞後は、みんなでこの三日間を振り返ります。
グループに分かれて「アートの果たす役割」を考えました。
この時のことを、「それぞれの見方や意見を聞くことで、自分の考えを深めることができました」と感じてくれた学生もおり、有意義な時間となりました。
自分の感じたことを「言語化」して「共有」することは、デザインにおいても大切なこと。
これからもぜひ続けてくださいね。
二泊三日の研修旅行も終了!
このあと船とバスに乗って広島に戻りました。
学生の心の中に、この旅行の何かが残ってくれると嬉しく思います。

そしてただいま、学生は研修旅行のレポートを制作中!
三日間のことを、それぞれの方法で形にしてくれています。
近く展示を行う予定もあるので、その様子もまたご報告します。お楽しみに!

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