静かな情熱、という言葉がしっくりくる人柄の足袋井さんにとっていい写真とは「見た人がその場の雰囲気やムードが静止画からでも伝わってくるもの」。そんな足袋井さんも駆け出しのころは一般の方を笑顔にすることが難しく、当時は苦手で苦労したそう。そんな経験もあり、写真だけにこだわらず美味しいものを食べる、映画を見に行く、遠出をすることで人としてカメラマンとしてインスピレーションを磨くことに余念がない。「より良いものになるよう、カメラマンとして意見を言うようにしています。言わずに終わって悔やむより前進していたいので。」相手と本気でぶつかってきたからこそ得た信頼を育みながら、現在は日本だけでなく、ハワイやベトナム、韓国などの海外でもシャッターをきっている。