APGA2022“穴吹パッケージデザインアワード 2022 金賞
コンセプト:
家庭菜園が簡単にできるキットのパッケージで、紙が土に分解される特製を活かして、セットの土や種と一緒にそのまま植えられることで野菜を余すことなく食べられることを表現しています。
担当講師コメント
実はデザイン画とモックアップ、さらに、そこからもう一度(少なくとも3度)、ディテールのブラッシュアップがおこなわれています。(ぜひ画像で見比べてみてください)
デザインの魔法は細部に宿りますが、一度完成まで持っていた作品をもう一度見直して(客観視して)、自分で見つけた違和感(これを感じで実行できる感性が素晴らしい)を潰す作業をへて、隙のないデザインに仕上げています。商品は野菜を栽培するキットで、必然的に環境への負荷についても考えることになります。
“パッケージは実はゴミになる可能性もある”という課題にも注目して、“土に帰る紙”(これはまだ実現していない技術)を使ったパッケージとして想定されて“未来へのヒント”になっている事にも注目です!
商品の使い方を説明するPOPも含めてブランドの世界観も表現できています。
グランプリも納得の力作です!これは他のみんなにも言えることですが、アイデアを一回きりのものにせずに、大切に温めておいてほしいと思います。
何年か先に“この時のアイデア”が“形”になる時が来るかもしれません!パッケージコンペの課題は2年生の頭から取り組んだ長いスパンの課題です。
その中で初めのひらめきを大切に育てることはとても難しいことです。
初めのアイデアを頑固に貫いた作品、制作の過程で、少しづつ形を変えていった作品など様々です!今回は4作品の講評を記事にしてもらいましたが、他の全ての作品に注目してほしい発見がありました!
デザインは楽しい!
関浦
やりたいことを
みつけよう!