株式会社スーパーホテルさんから本校の学生へ、宿泊っていいなと思ってもらえるマンガの依頼がありました。
スーパーホテルさんは「地球も人も地域も未来も元気に!」をキャッチフレーズに、SDGsの取り組みをされており、今回は地域貢献、地域活性化の一環として、本校の学生に活躍の場をいただけることになったそうです。
挑戦したのは、マンガ・アニメーション学科の花野心音さんと山本妙子さん。
2人で1つの作品を描くという、新しいチャレンジでした。
先日、完成したマンガをスーパーホテルさんにお送りしたところ、わざわざ学校にお礼に来てくださいました。
「私たちだけだと、どうしても企業のPRマンガになっていたと思います。今回のお二人は、宿泊者の目線で描いてくださり、当ホテルの宿泊体験が伝わりやすいものになっていると感じました。依頼して本当によかったです」と、嬉しいコメントをいただけました。
お礼を受け取ると、自分たちのマンガが認められたという実感と、対価をいただく重みが湧いてきます。
花野さんにインタビュー
――どんなことを伝えようと意識しましたか
やはり1番にスーパーホテルの魅力を伝えられたらと思い制作しました。
設備やサービスももちろん、ホテルのあたたかい雰囲気が伝わればいいなと意識しています。
――推しのポイントを教えてください
朝食に興奮している妹のシーンです。
私自身もホテルのごはんにワクワクするタイプなので、より気持ちを込めて描いています。
――いくつか案はありましたか
2人の関係性をどうするかは悩みました。
男女にしようというのは決まっていたのですが…
恋人設定もありましたが、最終的には兄妹で落ち着きました!
――いつもの制作と違った点と難しかった点を教えてください
1番苦労したのはネームかもしれません。
お互いの担当ページを決めて進めたのですが、片方に修正が入ると連動してもう片方にも修正が入ることがありました…
ストーリーの繋がりに違和感がないように、いつも以上に注意して制作しています。
それから、絵柄も全く違うので同じ画面に2人の絵が入るときは特に難しかったです。
――スーパーホテルさんのコメントを聞いてどう思いましたか
喜んでいただけたようで本当に良かったです。安心しました。
この作品の今後についても前向きに検討していただけるようで嬉しい限りです。
貴重な経験を積ませてもらえたことに感謝しています!
――よろしければ今後の抱負や意気込みを
今後も漫画を描き続けていけたらなと思います。
1人でも多くの人に私の漫画を読んでもらいたいです!
山本さんにインタビュー
――どんなことを伝えようと意識しましたか
ホテルの空気が伝わるといいなと思いました。例えば、入り口の雰囲気、温泉の暗めで落ち着く雰囲気などです。
――推しのポイントを教えてください
最初ホテルに入って2人が若干戸惑っている感じです。
良い意味で、わざとらしくないキャラの芝居をしたかったんです。
――いつもの制作と違った点と難しかった点を教えてください
キャラにだけ焦点を当てすぎると趣旨が変わってしまうと考え、いつもより背景だけ、またはキャラではなく背景が主役のコマを増やしたところです。
――スーパーホテルさんのコメントを聞いてどう思いましたか
みなさん凄く物腰柔らかな方々でした。
かなり自由に制作させていただき、正直何が正解かわからず、何度も2人で話し合って完成しました。
ホテルの方のお言葉や表情を見て、お互いにとって新鮮な取り組みだったんだな、と、少し感動が入った達成感を感じました。優しい方々とお仕事ができて本当に良かったです!
――よろしければ今後の抱負や意気込みを
人のためでも、自分のためでも、もっとなにか描いてみたいと思いました!
お二人ともお疲れ様でした!
公開はまだ先ですが、今後、読んでくださった方の感想を聞きたいと言っていた二人。
見かけた人はぜひご覧いただき、ホテルの方へ感想もお伝えいただけると嬉しいです。
「スーパーホテルで宿泊するのいいかも」と思ってくださる方が増える日を願って。
株式会社スーパーホテルのみなさま、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました!
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