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ほっと小野茶リプロジェクト
三隅祐佳
私の地元である山口県宇部市が抱えている課題を、同じく宇部市の名産品である小野茶を使った取り組みで、解決をめざすプロジェクトです。
宇部市民が多く使う宇部中心街は、「カフェやレストランが少ない」「駐車場が少ない」という二つの問題を抱えています。
それを解決するため、宇部市民にはおなじみだけれど、少しカゲの薄い小野茶による「小野茶カフェ+シェアサイクル」という内容のプロジェクトを考えました。
このプロジェクトは「小野茶」・「カフェ」・「シェアサイクル」の3本の柱に沿って説明していきます。
まず小野茶そのものの魅力をより多くの人に知ってもらうために、ロゴの刷新とパッケージをリデザインしました。より宇部市民に親しんでもらうため、一目で小野茶の商品であるとわかるよう統一感のあるデザインを心掛けました。
宇部市のカフェ問題を解決するとともに、小野茶をより市民に親しんでもらうために、小野茶カフェ「ONOCHAYA」を宇部市の主要駅である宇部新川駅周辺に展開します。カフェのコンセプトは通勤時等に気軽に入ることのできる和カフェで、縁側を設置するなどして市民の憩いの場となるようなデザインにしました。
また、カフェのロゴは小野茶のロゴをもとに、宇部市街のホームのような場所になればとの願いも込めてデザインしました。
現在宇部新川駅から主要な施設までは徒歩で15~20分ほどかかり、バスも少ないため、市内にある有料駐車場をそれぞれ使うことが多く、不便な状態にあります。そこでカフェや駅にシェアサイクル「ONOCHAri」を設けることで人々の動線に新しい選択肢が加わり、同時に駐車場の問題の解決の糸口になると考えました。
シェアサイクルはアプリを使って予約・解錠するシステムで、カフェ利用時にも使えるよう開発することで、相乗効果も期待できます。
ロゴは小野茶のロゴをもとに、宇部市を軽やかに駆け巡るイメージでデザインしました。
以上の3本の柱をより密接につなぐシステムとして、「サイクルボトルシステム」というものも考案しました。
サイクルボトルシステムは、朝にカフェで小野茶の入ったボトルを購入し、帰りに飲み終わったボトルを返却するというシステムです。返却はカフェでもシェアサイクルステーションでも可能です。またボトルのお茶を飲み干しても、水出しのお茶のため、再び水を注げば3回まで飲むことができます。ボトルは返却するため、利用客はボトルを洗う手間が省けて、なおかつエコであるというメリットがあります。
ボトルはカフェに併設した専用の自動販売機で買える仕組みにすることで、利用客の利便性も向上し人件費等も抑えることができます。
以上がほっと小野茶リプロジェクトの全容です。
このプロジェクトによって宇部市民が市街を利用するときに今まで感じていたちょっとしたストレスを解消し、そしてそれがきっかけに新しい人々の動線ができることで、より宇部市が発展していくことがこのプロジェクトのゴールです。

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