高齢化・限界集落化している基町団地の中心にある基町ショッピングセンターは現在シャッター街となっており、休日の昼間でも人通りが少なく重たい空気が漂っている。そこで、老若男女国籍を問わず交流できるものとして、アートをテーマに人々がつながりを持つことのできる施設への改装を提案する。
施設内の間仕切壁はすべて取り壊し、ひとつの空間にアート・イベントゾーン、飲食ゾーン、店舗ゾーンを共有させることで、食事のついでにアートを楽しんだり、買い物をすることができる。
店舗の家具は用途に応じて変形可能。キャスターがついており、移動させることもできる。
屋上広場には、買い物途中の客や学校帰りの学生たちが一休みできるようなオブジェクトを設けた。
また、イベントの開催地として利用できるような仕掛けが各所に設置されている。
気軽に自己表現できる機能を持たせることにより、同じような趣味・思考をもった人々がコミュニティーを結成し、活気のある地域に変化していくきっかけを創れたらと思う。