40年程前から衰退が進み始めた日本各地の商店街。山口県にある道場門前商店街もその一つです。
主な原因には、郊外型大型店の増加、モータリゼーションの進展、高齢化と人口減少などがあります。
今の道場門前商店街に人を呼ぶにはどうすれば良いのか、私は、空き店舗を戸建て住宅型・シェアハウス型・アパート型の3つの新しい店舗付き住宅へと改装することで、商店街での暮らし方を「店に住む」から「家で商う」に変化させ、小商いのまちにすることにしました。
また規模、ものづくり、暮らしの選択肢という観点から小商いが現代にもたらすメリットを探り、新しい存在意義をもっての再生を計画しました。