2021年06月21日
広島市の顔とも言える、広島電鉄の路面電車を高架で迎え入れ、駅ビル2階まで乗り入れるビジュアルが公表されています(JR西日本グループ 2019年3月プレスリリース)
新駅ビルの2階は、広島駅中央口改札や新幹線口改札から段差なくフラットにつながり、駅と歩行者空間、商業施設が一体となった魅力的な空間が誕生します。
ビルの屋上広場(7階と9階)も、SUPPOSE DESIGN OFFICEがデザイン監修を担当。ロケーション穏やかな広島の風景を表現する色として、アースカラーがベースとなる予定のようです。
2つの屋上広場も、雁木[*1]から着想を得た大階段で重層的につながり、訪れた人々がめいめい自由に過ごし、屋外イベントなどにも利用できる空間になるようです。路面電車が入線ないし発車する様子や、広島の街を一望できる、絶好のロケーションですね。
*1.雁木とは、雁の群れが斜めに並んで飛行する様子から名づけられた、河川の水辺などで見られる階段状の構造物を指し、広島においては、かつて船舶が水辺に寄り付くための港湾施設として利用されていた。現在では、イベント等で人が滞留できる空間としても活用されている。
SUPPOSE DESIGN OFFICE Co., Ltd.
谷尻誠 Architect / Founder, CEO
吉田愛 Architect / Founder, CEO
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